東洋医学コラム
2006年5月の「院長の独り言」
たんぽぽ(2006年5月)
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(平成18年5月11日、撮影場所:発寒川沿い、撮影:福田) |
近所の発寒川沿いを歩いているとたんぽぽが咲いていました。
たんぽぽは英語ではdandelionといい、葉がライオン(lion)の歯(dande)の形をしているところからその名がついたそうです。
ヨーロッパでは葉をサラダにしたり、また根をコーヒーの代わりにすることもあります。
たんぽぽは漢字では蒲公英と書きます。
東洋医学でも字は同じ蒲公英と書きますが呼び方が異なり「ほこうえい」と呼びます。
たんぽぽは東洋医学では清熱解毒(せいねつげどく)、消腫散結(しょうしゅさんけつ)、清利湿熱(せいりしつねつ)、清利湿熱(せいりしつねつ)などの働きがあります。
簡単にいうと体のなかの熱を鎮め水分代謝を良くするといったところでしょうか。
身近な野草も漢方薬として使われている大切なものなんですね。
紫河車(2006年5月)
皆さん、「紫河車」って知ってます?
紫河車は漢方薬で使う生薬なのですが、実は胎盤のことなんです。
ちょとグロテスクに思われるかもしれませんが、胎盤は現代医学でもプラセンタ(胎盤エキス)として使われ細胞賦活・免疫賦活・抗炎症・抗アレルギーなど様々な効果が確認されています。
紫河車という名前ですがこれは仙道(気功の大もと)の修行法の一つの名です。つまり、その修行をしたのと同じくらい効果があるということでその名がついたのでしょう。
個人的に面白いと思ったのは、中国の薬草の本である本草綱目(ほんぞうこうもく)によると別名が、胎衣・混沌衣・佛袈裟・仙人衣などと書かれていることです。
胎衣は胎つまり胎児を包む衣(胎盤)という意味です。
そうすると混沌衣は混沌の衣つまり赤ちゃんが混沌ということですね。 赤ちゃんが混沌ということはもっといえば、人間の存在そのものが混沌ということでしょう。
矛盾を含んだ人間の存在そのものが混沌である。
意味深いですよね〜。
また佛袈裟は佛(仏)の袈裟(衣)であるという意味ですし、仙人衣も同じように仙人の衣という意味です。
すべてのものに仏性あり。
人は生まれながらにして仏であり仙人であるということでしょう。
こんなところにも、中国思想の一端が窺えて面白いですね。




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