鍼灸(はりきゅう)治療のご案内

太玄堂鍼灸院の鍼灸(針灸・はりきゅう)治療に関するよくあるご質問(Q&A)などをご紹介しています。「鍼は痛いの?」「子どもや妊婦にも鍼治療をして大丈夫?」「問診とは?」「問診以外でどのような診察をするの?」「どれくらいの間隔で鍼灸治療をしたらいいの?」といったよくあるご質問にお答えいたします。

太玄堂鍼灸院へのよくあるご質問

太玄堂鍼灸院の鍼灸治療に対するご質問

Q1鍼が痛いのではないかと心配です。痛くはありませんか?

A1基本的に短く細い鍼を使うので、それほど痛くありません。※鍼治療で使用する標準的な鍼の写真はこちら

Q2鍼による肝炎、エイズ等への感染は大丈夫ですか?

A2当院ではディスポーザブル(使い捨て)なので感染の心配はありません。

Q3子どもに鍼治療を行って大丈夫ですか?ちょっと心配なのですが。

A3大丈夫です。子どもさんの場合、基本的に刺さない鍼を使います、接触鍼といい皮膚に触れるだけの鍼です。

Q4妊婦でも鍼治療を行なって大丈夫ですか?

A4姙娠されている女性の方でも鍼治療を行なって大丈夫です。刺す鍼をお腹にすることはありません。接触鍼(刺さない鍼)を上腹部(みぞおちあたり)にするか、手足背中などに刺すはりをします。身体を整えるはりなのでつわりなども楽になります。

Q5北辰会方式に基づいて施術をするとありますが、北辰会方式とはなんですか?

A5北辰会」とは藤本蓮風先生が作られた、鍼灸の「学」と「術」を研究する団体のことで、「人の体と心と魂を救う」を理念としています。具体的には現代中医学を理論ベースとし、日本の伝統的な鍼灸技術を取り入れ、一般的な鍼灸治療ではあまり行われていない少数鍼によって治療するのが特徴です。

Q6問診とはどのようなものですか?

A6身体のバランスがどの様に乱れているかを調べるために、現在の症状、これまでの既往歴、日常の食べ物・飲み物、睡眠の状態、大便・小便の状態などを伺います。

Q7問診以外に、舌・脈・お腹・背中・手足のツボの状態を総合的に診て判断するとのことですが、それぞれどのように診るのか簡単に教えてください。

A7舌診に関しては舌の色や形、苔の状態などを診ます。それによって体質などがわかります、例えば舌が赤い色であれば身体の状態が熱に傾いている可能性が高くなります。

脈診では西洋医学では脈の速さだけですが、東洋医学ではそのほかに脈の強さ、かたち、浮いているか沈んでいるかなどを診ます。例えば風邪の初期では脈は浮いてきます。

腹診については東洋医学ではお腹を身体全体の縮図としてみています。それぞれの場所でツボの反応がどのようになっているかを調べます。

背中手足についてもツボの状態を調べることにより、どこの臓腑や経絡に異常があるか調べるのです。

Q8鍼治療はどのくらいの間隔で来たら良いのでしょうか。

A8身体の状態にもよりますが、最初は出来れば週2回、少なくとも週1回の来院をおすすめいたします。その後身体の状態に合わせて徐々に間隔をあけていきます。

Q9太玄堂鍼灸院の鍼治療を受診した場合、治るのに何回くらいかかりますか?

A9初診でわかる場合と経過を追わないとわからないものもありますが、患者さんと共にゴールを目指したいと思っています。

鍼灸治療全般、鍼灸治療とその他の治療法との比較に対するご質問

Q10肩こりや目の疲れ、腰痛などになったとき、マッサージを受けに行ったことはあるのですが、鍼はちょっと・・・ どんな治療をするか想像がつかないので、気軽に受けるのに迷ってしまいます。疲れをとることを目的で受診することは可能ですか?

A10可能です。当院は身体のアンバランスを治す根本的な治療のため、病を癒すだけでなく、その過程で疲れを癒すこともできます。それは身体のアンバランスを調整することで五臓六腑の疲れをとるからです。それが将来の大病を防ぐことになるのです。

Q11鍼を刺すと何故治るのですか?治るまでのしくみを簡単に教えてください。

A11何らかの原因で臓腑や経絡に異常が起こると病気になったり、病気まで至らなくても身体の不調和を起こします。この臓腑経絡のアンバランスが人によっては腰や肩にでたり、内臓の病気になったり、精神的な病気になったりするのです。太玄堂鍼灸院では鍼や灸によりツボを調整することによって臓腑や経絡のアンバランスを治します。

Q12鍼灸院、カイロプラクティック、接骨院、整体院、指圧院、マッサージなど、いろいろな治療法があり、どの治療を受けようか迷います。鍼やお灸と、接骨院、整体、指圧、マッサージなどと何が違うのですか?

A12法律的には資格が異なります。鍼灸はり師・きゅう師接骨院柔道整復師指圧・マッサージあんま・指圧・マッサージ師という国家資格であり、整体・カイロプラクティクは民間の資格です(※はり師・きゅう師は1993年2月から国家資格になりました。カイロプラクティックの場合、日本では民間資格ですが、発祥の地アメリカでは、カイロドクターという国家資格です)。

また治療内容としては、鍼灸は鍼や灸を使っての治療、接骨院はもともとは柔道家が捻挫・打撲・骨折などを治療していたのが始まりですし、按摩はもともとは東洋の手技による治療で、マッサージは近代西洋の手技による治療が入ったもの、指圧は按摩が近代治療ではなく慰安になったのを、もう一度手技による治療を復活させようと一部の人たちが唱えたものでした。

これらの中でどれが良いかというのは難しい問題です。それぞれ独自の理論と技術があります。カイロひとつとっても、もともとは米国のパーマーが提唱した、椎骨(背骨)のズレによる神経の圧迫を取り除き自然治癒力を高めて病を治すという治療法ですが、現在では手足の矯正を行うグループもありますし、頚椎(首の骨)の1番2番のみを矯正するグループもあります。鍼灸、整体などは千々万々の流派があります。鍼や灸を使うからといって東洋医学とは限りません。西洋医学的に筋肉や神経を狙って鍼を使う人たちもいます。

また理論的には良くてもその先生の技術レベルという問題もあります。技術はあっても、治療家と受診者との相性が合わないということもあります。

最終的には話を聞くなどして、自分に合う先生を自分で選ぶしかないと思います。個人的には鍼灸による東洋医学的な治療が身体に負担が少なく効果がある治療法だと思います。

Q13東洋医学と聞くと、指圧でもマッサージでももみ返しのようなものがあると聞きます。鍼(針・はり)は、マッサージなどでいうもみ返しのようなものはないのですか?

A13指圧やマッサージを受け、刺激が強すぎて炎症などを起こしたときに、もみ返しという現象が起こります。

指圧やマッサージを受けると、確かにその最中は気持ちが良いですね。でも治療後、重だるい感じが残ったりすることがありませんか?これは手技で筋肉をほぐす際、筋繊維が破壊された時に起こる現象です(もちろん、上手な先生であれば、そんなことはありません)。

この破壊が多すぎると炎症を起こし、もみ返しになります。それに対し、鍼灸治療の場合、決して強い刺激を与える治療法ではないため、重だるさが残らず、爽快感のあるとても気持ちのよい状態を得ることができます。

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