当院の施術について
太玄堂鍼灸院では、基本的に身体のバランスを整える治療を主体としています。その為症状によりますが、1回や2回の治療で治るものではなく、身体のバランスが整うことによって症状がとれると考えています。理論背景としては、東洋医学(北辰会方式)に基づいて施術します。
当院の診断法および鍼灸治療
初診時は、病の本質を調べるため、問診のほか、舌・脈・お腹・背中・手足のツボの状態などを総合的に診て判断させていただきます。そのため初診時は、診察及び鍼灸治療が終了するまで約2時間かかります。2回目以降、問診はなくなりますが、患者さんの体の状態を詳しく診せていただくため、約1時間かかります。
また、身体全体のバランスを整える鍼が中心のため、基本的に少数の鍼で治療します。これは、鍼数が多いと1本1本の鍼の作用は弱くなり、バランスが整えづらくなるためです。また、治療効果の判定がしづらいことも、その理由です。
患者さんの身体の状況によっては、打鍼、古代鍼など刺さない鍼(接触鍼という)も使用します。
鍼灸の適応疾患
当院の施術は身体のバランスを整える鍼が中心のため対象疾患は全科となります。適応症については、WHO(世界保健機構)が、1979年に43疾患を、1996年に6疾患を加えた49疾患を発表しています。WHOのリストに基づき適応症を分類しましたので、ご参照ください。
ただし、東洋医学はあくまで病名治療ではなく随証治療(身体のアンバランスを治す治療)ですので、下記に記載した病名でもその人の体質によっては適応にならないこともありますし、下記に記載した病名以外でも適応になることもあります。いずれにしても一度ご相談いただけたらと思います。
また特定の疾患がなくても鍼灸治療はリラックス効果もありますので、疲れをとりたいという方もどうぞご来院ください。
| 分類番号 | 分類名 | 疾患名 |
|---|---|---|
| 1 | 神経系疾患 | 神経痛、神経麻痺、痙攣、自律神経失調症、神経症、心身症、脳卒中後遺症、頭痛、不眠症、眩暈(めまい)、肩こり |
| 2 | 運動器系疾患 | 関節炎、関節症、肩関節周囲炎(五十肩)、関節リュウマチ、筋・筋膜炎(筋肉リュウマチ)、頚筋強直、頚肩腕症、むち打症、捻挫、腱鞘炎、腰痛症、外傷の後遺症 |
| 3 | 循環器系疾患 | 心悸亢進(心臓神経症)、高血圧症、低血圧症、動脈硬化症、動悸、息切れ |
| 4 | 消化器系疾患 | 口内炎、舌炎、歯痛、胃腸炎、胃アトニー、胃下垂症、胃酸過多症、胆石症、肝機能障害、肝炎、十二指腸潰瘍、下痢、便秘、痔疾患 |
| 5 | 呼吸器系疾患 | 風邪(カゼ)、風邪(カゼ)の予防、咳嗽(せき)、鼻炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支炎、気管支喘息 |
| 6 | 泌尿器系疾患 | ネフローゼ、腎・尿路結石、膀胱炎、尿道炎、前立腺肥大症、陰萎症、遺精、性機能障害 |
| 7 | 内分泌系疾患 | 尿崩症、バセドウ病、糖尿病、橋本病 |
| 8 | 新陳代謝疾患 | 貧血、脚気、痛風 |
| 9 | 皮膚科疾患 | 皮膚炎、蕁麻疹、ヘルペス、肝斑(しみ)、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎 |
| 10 | 産婦人科疾患 | 不妊症、月経不順、生理痛、冷え性、更年期障害、妊娠悪阻(つわり)、胎位異常(逆子)、乳腺炎、乳汁分泌不全 |
| 11 | 小児科疾患 | 疳の虫、夜啼症(よなき)、夜尿症、自家中毒症、小児喘息(ぜんそく)、虚弱体質 |
| 12 | 眼科疾患 | 仮性近視、眼精疲労、眼瞼縁炎(ただれめ)、麦粒腫(ものもらい)、結膜炎、フリクテン、弱視、涙管炎 |
| 13 | 耳鼻科疾患 | 耳鳴り、難聴、メニエール病、鼻炎、中耳炎、鼻出血(はなぢ)、副鼻腔炎(蓄膿症) |
当院の鍼灸治療に対する考え
当院は、身体のバランスを整えるということを主眼としています。そのため、例えば肩が痛いからといって肩に鍼をするという治療ではありません。確かに肩に鍼をしても楽にはなるのですが、それは一時的に楽になるだけで根本的には治ってはいないと考えるからです。根本的に治すには、あくまで身体のバランスを整える必要があります。そのために、時間をかけて問診をしたり、身体を詳しく調べたりして、「証」(身体がどのようにバランスを崩しているかという東洋医学的な診断)を導き出して施術するのです。
また、鍼の治療を受けていくと鍼の味といいますか、独特の爽快感があります。身体の奥底に溜まった疲れが浮いてくる感じです。これは医療とリラクゼーション(癒し)が繋がっている鍼灸独特の妙味だと思います。
※鍼灸治療の効果については個人差があります。
使用する鍼について
当院で使用する鍼は、すべてディスポーザブル(使い捨て)なので、肝炎、エイズ等への感染の恐れはありません。また基本的に日本の鍼(中国鍼に比べ短く細い)を使用しますので痛くありません。 そのほか、打鍼や古代鍼(小児に良く使う)など刺さない鍼(接触鍼という)も状況に応じて使用します。




