「院長の独り言」ジャンル別

「院長の独り言」をジャンル別でご紹介しています。鍼灸・東洋医学に対してもっと身近に感じていただこうと、一般の方にわかりやすく鍼灸・東洋医学にまつわるトピックを中心にお届けします。民間薬草や健康食材にまつわる話、鍼灸・東洋医学・健康に関する一般書などもあわせてご紹介いたします。

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「院長の独り言」ジャンル別〜2006年〜2008年に紹介した書籍

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鍼灸・東洋医学関連書籍

『妊婦は太っちゃいけないの?』(高島系子著、新潮社)(2007年年始)

新年 好!(あけましておめでとうございます。)

本年も皆様が健康で幸福な生活を送るためのお手伝いが少しでも出来るように頑張りたいと思っています。

先日患者さんから、「先生この本面白いですよ。」と紹介された本がなかなか面白かったので皆さんにも紹介したいと思います。

本のタイトルは『妊婦は太っちゃいけないの?』。

10数年東洋医学に関する記事を執筆しているライターである高島さんが自身の妊娠出産の経験も踏まえてナーバスになりがちな妊娠中や産後の生活を少しでも楽しめるようになるヒントを書いた本です。

自身が東洋医学に関する記事のライターの為、東洋医学に関する話がたくさん出てきます。

一般の人達にとっては東洋医学に親しむよいチャンスになるのではないでしょうか。

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『病の世相史』(田中圭一著、ちくま新書)(2006年7月)

病いの世相史―江戸の医療事情先日友人に貸していた本が戻ってきました。

本のタイトルは『病いの世相史―江戸の医療事情』。

著者の田中圭一さんは柴田収蔵という幕末の村医者の日記を翻刻などされている人です。

この本を読むことによって江戸時代の医療文化がどのようなものだったか良く解かります。

例えば江戸時代のお百姓さんは意外にも頻繁に医者にかかっていたんだそうです。

私達の一般的なイメージでは江戸時代は医者の数も少なく一般の庶民はなかなか医者にかかれなかったように思われますが江戸時代の医者の数は多く庶民はよく医者に診てもっらっていたんだそうです。

また人々は薬草を煎じてお茶として飲用して病気の予防に役立て、朝夕に身体にお灸をすえて健康の維持に努めるなど自分自身でも健康に気を付けていました。

信長で有名な敦盛のなかで「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり 」というのがありますが、昔の人の寿命は五十歳ほどの短命だとに思われていますが実際は50才を越えて生きた人の数はかなり多かったようです。

そういえば戦国大名の北条早雲は87歳まで生きたんですよね。

一般には江戸時代は無知蒙昧で明治維新による文明開化によりやっと我々は正しい知識を得ることができたとされています。

手塚治虫先生の『陽だまりの樹』にも西洋医学の蘭方医は正義の味方で漢方医は悪役で出てきます。しかし必ずしもそうでない部分もあるのではないでしょうか。

ちょっと脱線しますが、明治時代に脚気相撲と呼ばれるものがありました。

西洋医学を医学の中心にすえようとしていた明治政府が(この当時ドイツ式の軍隊を導入しそれとセットで戦争による負傷に対する外科手術がすぐれているドイツ医学を取り入れました。)政府公認で西洋医学と東洋医学が脚気に対して治療成績を競うというものでした。

報告書を読むと西洋医学のほうが若干良い治療成績になっていますが、報告書が出されたのは脚気病院がスタートしてから3年後にようやく発表されるなどいくつか疑惑があります。

おそらく明治政府の意図したとおりにならなかった為でしょう、その後脚気相撲はうやむやになってしまいました。

この当時西洋医学では脚気の原因が解かっておらず(当時は脚気は細菌によるものと考えられていました)、東洋医学は原因が解からなくても(東洋医学は身体のバランスを整える治療の為)治療でき食養生も含めた東洋医学が一般的には優勢でした。

近年、昔のものであっても良いものは生かしていこうという潮流も生まれていますが、伝統の良さを再認識することは大切なことだと私は思います。

落語関連書籍

だって寒いんだもん 〜『古典落語 志ん生集』より〜(2006年9月)

古典落語 志ん生集先日、本を片付けていたら『古典落語 志ん生集』(古今亭志ん生 ちくま文庫)が出てきて、ついつい読み込んでしまいました。

この本は古今亭志ん生の落語をそのまま文章にしたものです。

本当は実際に生で落語を聞くのが一番なのでしょうが、私は落語を本で読むのも好きです。

そういえば、糸井重里さんが何かのインタビューかなんかで一番好きなフレーズは落語に出てくる「だって寒いんだもん」というフレーズだといっていました。 これは、ろくでもない亭主にずっとついているおかみさんに「なんであんなのと一緒にいるの?」と聞いたときの答えがこの「だって寒いんだもん」なんです。

これは志ん生の『風呂敷』という噺のまくらに使われるものなんですが、落語の面白さの一つはこういう一見単純そうな言葉のなかに深みのあるところなんですよね。

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