「院長の独り言」年度別

「院長の独り言」を時系列でご紹介しています。鍼灸・東洋医学に対してもっと身近に感じていただこうと、一般の方にわかりやすく鍼灸・東洋医学にまつわるトピックを中心にお届けします。民間薬草や健康食材にまつわる話、鍼灸・東洋医学・健康に関する一般書などもあわせてご紹介いたします。

「院長の独り言」年度別

2020年7月~12月の「院長の独り言」

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『臓腑経絡学』(藤本連風、奥村裕一、油谷直著、アルテミシア)(2020年7月)

西洋医学において基礎となる学問は解剖学と生理学になります。
東洋医学において西洋医学の解剖学、生理学に相当する基礎的な学問が臓腑経絡学になります。

西洋医学の解剖学、生理学と東洋医学の臓腑経絡学は似ているようで大きく違います。
解剖学や生理学は内臓などの部分がどう働いているのか?
つまり部分に注視した学問です。

それに対して、東洋医学の臓腑経絡学は臓腑、経絡の変動によって身体がどのような表現をするのか?(これを蔵象といいます)
言わば臓腑、経絡の変動が身体全体にどのような影響を与えるのか?
つまり身体全体に注視した学問です。

臓腑は心、肺、脾、肝、腎の五臓と胃、胆、小腸、大腸、膀胱、三焦の六腑です。
経絡は正経十二経脈があり、その他に十二経別、十二経筋、十二皮部があり、奇経八脈があり、絡脈として十五絡、浮絡、孫絡があります。
非常に細かく分かれた精緻な体系です。

藤本先生の豊富な臨床経験と学問によって書かれた本書は深く東洋医学を学びたいと思っている鍼灸学校の学生さんにとって、必読の書だと思います。

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